観察・調査・考察結果

  • 埋め立ての時になぜ運河を残したか?
    ⇨田町の新芝運河周辺を歩いていて、なぜ運河は埋められずに残っているのか不思議でした。港区立三田図書館の上にある港郷土資料館で聞いてみると「基本的に舟運(しゅううん)のため」とのことでした。京浜工業地帯の一角として物流のために運河が利用されたそうです。

その後、江東区の運河にも足を運ぶと小名木川などは千葉県の行徳からの塩や、奥州からの物資を江戸に運ぶ水系システムの一部であったとのことでした。深川江戸資料館では水路の展示があり、船がタクシーの役目をしていたとのことです。更に遡れば、江戸開拓の際に湿地を乾燥させるために開削し、堀としたようです(今もインドネシアの開発で進行中です)。

田町の東口周辺は、東京港ができる前に大きな船がつけるように隅田川を深くした際に、浚渫(しゅんせつ)によって出た土砂で埋め立てられたそうです。古地図ではまだ埋め立てられていません。

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一言に運河といっても、場所によりできた時期が異なり、その目的も異なっていたのだと思います。海の森ではボート競技場になることに決まりました。残された運河を有効に利用する方法を考えていきたいと思います。

 

  • 運河や川の色は何で決まるか?
    ⇨観察より、水底の色と水の色、そして、空の色の反射で決まる。ういろうのような色の場合、水底の泥の色に水の中の植物プランクトンの緑色が重なり、そのような色になる。運河がいつも真っ黒に見えるのは、水の透明度が高い時でも水底が黒くて、黒く見えるようです。
    ⇨水の色は、例えば高浜運河や新芝運河では、芝浦水再処理センターの処理の具合によって決まってくる。大雨が降ってほとんど処理されずに下水が放流される時には、品川から浜松町までの運河一帯が汚れた水で満たされてしまいます。
    ⇨水がきれいに感じられる時と汚く感じられる時がありますが、水中の懸濁物の色が白っぽい時にはきれいに感じられ、濃い灰色の時は汚く感じられるのだと思います。汚い水に青い空が反射していても、やはりきれいな印象はありません。

 

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